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看護師は死に立ち会う事が多いです。

患者さんが亡くなった時はとても悲しいです。元気に歩いて廊下で挨拶をしたり冗談を交えながら一緒に笑ったりしていた日を思い出します。カルテを見ると昨日まで話していた記録が残っており、その翌日には死亡確認の文字。昨日話していた時、その人はまさか明日死ぬなんて思ってなかっただろうなって思ってしまう。

亡くなったあと、患者さんに話しかけても返答はもちろんない。亡くなったら患者さんの心、気持ちはどこへ行くんだろうか?今患者さんは何をしてるんだろう?空から見てるんかな?もう天国に行っちゃって次の生まれ変わりの手続きしてるのか?


ずっと死後は無だと思っていました。脳が死んだら考える力も意識も、夢を見ると言うこともできなくなるし…。夜目を閉じて真っ暗な景色を感じながら、死んだらこの真っ暗と感じることすら消えてしまうんだろう…。そう考えると凄まじい得体の知れない恐怖がやってきて眠れない日もありました。特に患者さんを看取った日には。


そんなある日の夜、またふと死後について考えていました。

そこに妻が来て、話を聞いてくれました。すると妻はこう言いました。


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「私は生まれ変われると信じてるよ。死んで無になるってことも誰も証明してないし、生まれ変われると言うのも証明されてないけど。それならまだ生まれ変われるって方を信じてたほうが、なんだか明るいから。」と言ってくれた。


それから夜、死について悩むことはだいぶ減りました。