2021年09月
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【技術】バイタルサインの測り方をリアルに書いてみる
よくマニュアルとか参考書に書いてあるけれど、リアルに臨床での感じで敢えて書いてみました。
①まずは患者さんの顔色を見ます。元気そうですか?
そのあとバイタルサインを測ることを伝えます。いきなり無言で測りだすのは例え寝たきりで反応がない人でもNGです。必ず声をかけましょう。難聴のおじいちゃんも大きい声やジェスチャーを交えて伝えましょう。バイタルはバイタルサイン(vital sign)の略でVSと略して書いたりします。vital は「生きている」、signは「兆候」という意味です。
でも患者さんはバイタルって何ってなることがあるので、体調みますねと伝えましょう。
②手指消毒します。しっかり手首まで擦り込みます。他の患者さんからの感染予防するためです。
③体温計を脇に挟んでもらいます。最近の体温計は15秒で測れるものが多いです。ピピピが鳴るまでの時間(15秒)がもったいないので反対の腕で血圧を測るため加圧します。乳がん術後でリンパ節郭清した人や透析でシャントがある人は血圧測定する腕は反対側にするよう気をつけましょう。
④橈骨動脈で脈拍を見ながら呼吸回数を数えます。この時、患者さんに呼吸回数を測りますねとは言いません。言うと患者さんは呼吸に意識して、普段のリズムが崩れてしまうためです。腕時計の秒針をみながら1分間です。その間に話しかけられても心の中で数えながら話しましょう。(これ激ムズじゃないですか?
ちなみに1分待つのが大変だから15秒測って✖️4したらええやんって言う人がいますが、それだと誤差が結構出ることが多いのでしっかり1分間測りましょう。(✖️4だと4の倍数だけになるね)
深さとかリズムも。
⑤動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定もします。
⑥手指消毒します。体温計をアルコール綿で拭きます。
疾患や患者の状態によっては、意識レベルの確認もJCS(ジャパン・コーマ・スケール)やGCS(グラスゴー・コーマ・スケール)を用いて行います。覚えられない人はポケットサイズのやつを持ち歩いてカンニングしながら確認しましょう。
⑦あとは個別的に疾患に応じた観察を。
⑧退室。
(次またいつ頃訪床するか具体的に言えたらいいなぁと思う)
病院や病棟によって相違はあるかもですが。こうやって書いてみると、やはりバイタルサイン測定って奥深いですね。